「問題」って・・・?
「企業変革」の設計を、企画書・提案書にまとめる。
お客様企業が、外部のパートナーを選ぶ際の、重要な表現物となる、それが提案書であり、企画書である。筆者が大切だと考えているのは、この提案書の中で、お客様企業が「こうなりたい」と思っていることを明確に表現することだ。
そして筆者がポイントとしているところは、その表現は静的な表現ではなく、動的な表現に、チャートを使って表現することを意識している。
では、それは何か?
まず、構造的には「問題解決の構造」で表現する。「問題解決」といっても、さまざまな表現があるが、筆者の原点は佐藤允一氏の著書「問題構造学入門」だ。それをかみ砕いた「図解問題解決入門」でもよい。この佐藤允一氏の「問題の構造」が、非常にわかりやすく、筆者の私見ではあるが、世の中のほとんどすべての問題解決の考え方の原点( ただし、複雑系ではなく単純系に限る) になっていると考える。
現状とありたい姿とその差異、それが問題であり、その差異解消のプロセスが解決策だ。差異解消のプロセスには、時間がかかる。その時間の変化で、どう企業が変革するのか、それを表現するのが動的な表現だ。
多くのビジネスパーソンと対話することが多いのが筆者の立場でもあるのだが、この「問題」の本質を理解していないで「問題」や「問題解決」を語る人が少なくない。まずは、その本質を理解することが大切であり、しっかりとした定義をもち、その定義で認識を合わせて対話すること重要だ。同じ単語でも人それぞれでイメージしているものが同じとは限らない。
この「問題」の構造と、「問題解決」という道筋は、提案書にする場合は「問題解決」の表現より「未来をつくる」表現に加工することが筆者は多い。ほとんどの場合、問題解決に対するイメージは、「本来は問題ない、しかし今はマイナス、なのでゼロに戻すためにこれをやるべき」のようなイメージだ。これに対して「未来をつくる」表現は「今は今、未来はこんなに明るい、だから変革し、そこに、こうやって行こう! 」となる。
そして筆者の場合は、理系脳で分析・構造化し、文系脳で物語として表現しているのかもしれない。